マスコミ特にNHKはジャニー喜多川氏の共犯者である
ジャニーズ性加害問題でジャニー喜多川氏が問題の大元である事に間違いはないが、彼一人の力では到底実行できなかった事実を忘れてはならない。
この問題でテレビやジャーナリストが「報道しないですんませんでした」とやっているが、そこは本丸ではない。彼らからすれば「報道しなかった責任」の追及だけで済めば御の字だ。
「テレビに出してやるから○○しろ」
ジャニー氏の少年らに対するこの取引を実現させるには、テレビにしろ映画にしろ広告にしろ雑誌にしろ、出演させる側の協力が必須である。ジャニー氏がいくら事務所の少年を出したいと言っても、出す側が断ればそこで終わりなのだから。
人選する側が良識を働かせて「数十年前から何度も告発されていた男」の依頼を断っていれば、
(2ページ目)1988年、実名で出版された最初の告発本『光GENJIへ 元フォーリーブス北公次の禁断の半世紀』の内容とは | 文春オンライン
あるいは、普段から番組の趣旨に合う役者を忖度なしで適切に選んでいれば、一人の男に強大な権力が生じる事態など起こらなかったのである。
その意味でマスコミは共犯である。
しかし彼らも仕事だから、人気タレントの出演拒否がちらつきジャニー氏の意向を無視できなかった、という言い訳はあろう。毎日ワイドショーで正義を振りかざして他人を攻撃している人らの台所がそんな状態というのは噴飯ものだが。
この点、NHKは言い訳のしようがない。
NHKは国民から直接資金を集めて運営されている組織である。芸能村の論理に従う必要がまったくない。ジャニー氏に「うちの○○を起用しないと今後一切ジャニーズ出演させないよ」と言われても「ああそうですか、ご勝手に」と切り捨てればいい。ジャニーズファンが見なくなっても受信料は変わらず入ってくるのだ。「ジャニーズ出ないから受信料払いません」なんて暴挙は放送法が許さない。
NHKには芸能村を切り捨てる力がある。我々がその力を与えている(受信料)。
なのになぜ彼らは番組にジャニーズを起用しまくるのだろう。(秋元組を使いまくるのだろう。吉本を使いまくるのだろう(芸人は便利か。))進んで芸能村に染まりに行って何がしたいのだろう。接待でもされているのだろうか。スポンサー資金に縛られないメリットが何も活かされていない。
芸能村に縛られないはずのNHKがジャニー氏の黒い取引に加担し、被害者を増やし続けた、その罪は重い。NHKは簡単に手を引く事ができたはずなのだ。