大越さん
政権に批判的だったような印象はないんだけど、というか有馬さんも含めてNHKのキャスターからそういう感じを受けることはなかったんだけど。この業界で生きているのだから当然反権力的な姿勢は持ってるだろうけどニュースでは色は出さないようにするよね。出たとしても感じ取ろうとすれば感じ取れる程度なのでは。二人とも爽やかでいい感じだった。
大越さんはニュース9だったかで多分政治汚職かなんかのニュースだったと思うけど、最後にやや憤慨しながら「私たちの税金を・・・きちんと使ってほしいですね」的なコメントをしていたのが印象に残っている。私はそれを聞いて「あ、税金使ってる側の意識ないんだ」と思った。受信料は納める側からすれば税金と同じ。NHKの人も「自分達は公務員」的な意識を持っているものだと思っていた。
NHKの人達は受信料をどう思っているのだろう。受信料の徴収に年間何百億円も掛けている事実をどう思っているのだろう。汚れ仕事を外部に委託しているのを変だと思わないのだろうか。
私だったらこういう組織に所属しながら他者批判は恐ろしくてできない。批判がそのまま自分に返ってくると分かるから。もちろんジャーナリストが権力批判できないようでは問題だから私の方が間違っている。
しかし少し省みてほしいとは思う。もしかしたら自分達はすごくおかしな組織に所属しているのではないか、もしかしたら自分達の給料は真っ当ではない方法で集められた金なのではないか、そんな自分達が正義を説いたら聴衆が白けるんじゃないだろうか。