コロナとマスコミ

マスコミが世論を先導する社会でいいのだろうか

紅白歌合戦をやるNHKがジェンダー問題を訴える愚

NHKジェンダー問題を頻繁に取り上げている。男らしさ、女らしさといった社会的文化的に作り出された性差をこえてありのまま生きられる社会にしよう、とのこと。

ところでNHKは今年も紅白歌合戦をやるのだろうか。男を白、女を赤、と性別に色を当てはめるのはジェンダー論的にアウトである。先日もどこかのトイレのカラーリングで問題になっていたはずだ。

それに加えて現代は「男女どちらかにはっきり分けられない人もいる」というのが共通理解になりつつあるわけだ。どうして人を性別で振り分ける番組が今もなお続けられるのだろう。氷川きよしがどう感じるのか考えないのだろうか。

仮に男性自民党議員が支援者を集めて紅白カラオケパーティーを催したとしよう。それが明るみになったとき、果して議員辞職だけで済むだろうか。

なぜNHKだけ見逃され続けているのか分からない。「伝統だから」が許されるのならもはや誰も差別を糾弾できなくなる。

NHKは視聴者に社会問題を訴える前にやることがあるはずだ。