コロナとマスコミ

マスコミが世論を先導する社会でいいのだろうか

安倍元首相暗殺はデマ、誹謗中傷、ヘイトスピーチを放置した結果では?

5ちゃんねるでは何年も前からしつこく書き込まれていたが、安倍元首相と統一教会の関係性などというのは真偽不明の不確かな情報である。普段「ネットのデマを許すな」と騒いでいる人達が、この不確かな情報が原因で実行された暗殺を非難するどころか、補強しようとあれこれ引っ張り出してきている姿を見ると戦慄する。

それで、殺されることが正当化されるほどの関係性は見つけられたのだろうか?

統一教会幹部より重い責任が安倍にあったというのだろうか?

 

近年、反安倍派の憎悪は怖いくらいに膨れ上がっていた。大学教授やジャーナリスト、政治家までもが安倍氏へのヘイトを公言している様を見て、私は恐怖を感じていた。彼らが何かする前に政権交代が起こった方がいいのではないかとさえ考えていた。社会的地位のある言論人の言論を止める術はないから憎悪に歯止めがかからなかった。だから安倍氏が退陣した時は少しほっとした。

政治家のこういう活動や、大学教授やジャーナリスト、ミュージシャンなど社会的地位のある人達の垂れ流すヘイトスピーチが言論業界で許容され続ける空気は、犯人の安倍氏殺害のハードルを下げるのに一役どころではなく買っただろう。

 

リベラルを自称し自由や民主主義を掲げる知識人の方々は、常にリベラル思想の本質に思いを巡らせていてほしい。そして自分達の言動がその理想から逸脱していないか、崇高な思想を汚していないか、自分自身を省みる思考力をどうか身に着けてほしいと願う。