コロナとマスコミ

マスコミが世論を先導する社会でいいのだろうか

安倍氏はテレビ新聞が言うほど悪だったのか?モリカケサクラ

最近、世間に「安倍氏は悪事をたくさんしたから殺されても仕方なかった」という雰囲気が醸成されているようで恐ろしい。暗殺されたのは自業自得だとまで言う人がいる。

冷静に振り返ってみてそこまでの悪があっただろうか?


統一教会問題は先日書いたようにあれがズブズブの関係になるなら総連とズブズブの政治家も出てくるわけで、拉致被害者家族や帰国事業被害者にその政治家が殺されても自業自得という事になってしまう。今後政治家は少しでも疑わしい所のある団体、個人と会わなくなり、その話に耳を傾けなくなるだろう。

 

そしてモリカケサクラ。テレビ新聞週刊誌がひたすら悪い悪いと言い続けるから皆当然のように安倍氏が悪いと思っているが実際の所どこがどう悪かったのかしっかり指摘できるだろうか?


まず森友学園問題。私にはこの問題と日本航空学園への土地売却が同じ構造に見える。

内容は同じような国有地の売却問題なのになぜ森友だけ集中的に報道されたのか。航空学園への割引が問題ないなら森友への割引も問題なかったはずだ。新聞社や放送局、学校法人など公共性が高い団体には国有地売却が優先され大幅割引が行われてきた、というだけの話ではないのか。これが問題だというなら国有地売却に関するすべての割引案件が糾弾されるべきである。

確かに安倍氏の夫人が関わっていたという点は良くない。売却の過程に影響がなかったとは言い切れないだろう。文書の改ざんまでさせられた官僚、自殺に追い込まれた官僚が出てしまった事は大変痛ましい。

しかし私には森友学園への国有地売却自体が大きな問題だったとは思えない。日本航空学園への同種の割引が問題なしとされているのだから。この問題のテレビ新聞週刊誌での扱い方はあまりに一方的だった。

 

そして加計学園。これを安倍氏の問題として報道する事もおかしい。これは自民党ごり押し案件ではなく、安倍氏と共に民主党議員も推進していた案件である。

民進党に特大ブーメラン再び!加計学園を応援した過去 | 情報戦の裏側 | ダイヤモンド・オンライン

加計学園総長と懇意な事が疑惑の元になるなら江田五月氏にも同じ疑惑が向いたはずだ。

江田五月|活動日誌|2010年7月12日

https://www.eda-jp.com/katudo/2010/7/12-13.jpg

そもそも新聞社はこの件で当初は岩盤規制の存在を批判していたはずなのに、いつ既得権益擁護に宗旨替えしたのか。「アベが絡んでいたら全部悪」ではジャーナリズムにならないだろう。

最後に桜を見る会。これは何が問題視されていたのだったか。
新聞社の幹部が詐欺集団の顧問になって数千万円受け取っていた事だっけ?

朝日新聞元政治部長も退社後に顧問 ジャパンライフ:朝日新聞デジタル

 

ジャーナリズムというより活動家の拡声器、煽動の団扇と化したテレビ新聞週刊誌報道のおかげで世の中から冷静で理性的な思考が失われていくのは本当に残念である。