ほんとは皆あんま興味がない地球温暖化
新型コロナの流行は、世界中の都市をロックダウンに至らせ、人間活動を抑制した。その結果、CO2の排出量が過去最大の減少幅で減ったそうである。
これで少しは大気中のCO2濃度も減ったのかと思いきや、コロナ前と同水準で増加したとの事。
気象庁の環境・海洋気象課の吉田雅司調査官の話として
「排出量の減少の影響を注目していたが、大気中の濃度は増加量の鈍化も認められず、自然の変動の中に埋もれてしまった」
と記事内に記述されている。
過去最大規模でCO2を減少させたのに自然変動に埋もれてしまうくらいしか大気濃度に影響しないというのは大変残念な結果である。もちろん大気の組成に影響を与える要因は様々あるだろうし、CO2排出も減らしたからすぐに大気濃度に影響が出るという類のものでもないのだろう。
しかし世界中でこれだけ大騒ぎしている問題なのだから、この観測結果はもう少し議論になっても良かったと思う。この結果が既存のモデルで説明できるのか否か等。
素人目にはCO2の排出を減らしたら大した時間差なく大気中のCO2濃度も減るような気がする。他に特異な要因がなければ。
その辺に興味がある。
これが大した話題にならなかったのを疑問に思う。難しいとは思う。どうせまた陰謀論と陰謀論批判の舞台にすり替わってしまうのだろうから。
この東京新聞の記事は変な煽りもなく良い記事だった。